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其の二  発明費用の考察…?

  さて、概ね貧乏な「町の発明家」の中には、自分の発明は特許というほどのモノ
ではないし… 取りあえずは実用新案か、意匠にでも出しておくか…と言う人がおり
ます。 しかしながら、特許と意匠はまるで権利範囲が異なるので、これは大きな
間違いであります。

  意匠は簡単に言うとデザインであり、視覚を通じて美感を起こさせる物品を保護
するもので、技術的な要素は含みません… 大は車のデザインから、小はキャラク
ターグッズ等の差別化には有効ですが、多少でも技術的内容が伴うのであれば…
やはり実用新案か特許にするべきであります。

  ところで、企業への売り込み期間のメドを3年と考えると…特許審査請求をかけ
ない場合
■特許は、15000円+電子化料となります。
■実用新案は、14000円+6300円+(請求項×100円×3)+電子化料
となります。

  実際には、実用新案より特許の方が安くなります…これはもう誰が考えても、
特許のほうが有利で笑♂……ほかに、実用新案と意匠を組み合わせるという手も
ありますが…概ね貧乏?な「町の発明家」にとって、費用の点を考えると…論外で
あります…笑。

  特許と実用新案の違いは、その考案が「高度なモノ」か、どうかですが…最近は
特許庁の垣根も低くなっているので、おおむね貧乏な?「町の発明家」は特許を
選ぶ方が賢明です。3年以内の売り込みの中で、見込みがありそうなら審査請求を
掛ければよいのです。

  以上のことをまとめると、自分の考案に技術的内容を含み、意匠(形状や色彩)で
カバーできないアイデアは、やはり実用新案か特許で…と言う事になります。

  特許、実用新案、意匠を比較した場合…特許の審査請求は3年以内にすれば
良く、実用新案は無審査登録制度なので、予め3年分の登録維持年金を納付
します…しかしながら、企業に売り込むためには、実用新案技術評価書を添付
しなければ説得力がありません。

■特許は⇒印紙代15000円+審査請求168600円+請求項×4000円…で
 権利期間は、20年です。(特許査定になると、特許年金が掛かります)
■実用新案は⇒印紙代14000円+登録料3年分6300円+請求項×100円×3
 …で権利期間は10年です。
 (技術評価請求をすると42000円+請求項×1000円)
■意匠は⇒印紙代16000円+登録料3年分25500円…で権利期間は15年
 です。
★これらを書面で出願した場合には、別途、電子化の手数料が掛かります。

  いずれにしても、特許はお金の掛かるようにできているのであります…笑…